シャープ「AQUOS R3」(SH-04L)

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    AQUOS R3(SH-04L)

  • 2019年6月1日発売
  • オンライン販売額:89,424円
  • 36回払い時の月額支払額:2,484円
  • 「スマホおかえしプログラム」24回支払い時総額:59,616円

シャープの「AQUOS」シリーズのフラッグシップモデルが「AQUOS R3」だ。前モデルの「R2」と比べると、画面サイズが6インチから6.2インチへと若干アップ。これは画面上側はカメラ部を、下側はボタンをそれぞれノッチで切り抜いて画面の表示域を広げた結果で、本体サイズ自体はR2と変わっていない。

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    水滴型ノッチの採用でギリギリまで画面を拡大している。ちなみに本体上側にはイヤホン端子を搭載している

液晶パネルはIGZOからプロ仕様のIGZO Proへと変更され、約10億色表示の表現力を備えた。IGZO自体がもともと表現力が高いパネルだが、特に暗部などの微妙な色表現が改善され、有機ELと遜色ない表現力に仕上がっている。

またバックライトの透過率が高くなったことで、R2よりも約2倍明るくなっており、特に太陽光などの強い直射光が当たるような環境でも、濃淡差を見分けやすくなっている。リフレッシュレート120MHzのなめらかな表示もIGZOパネルの魅力のひとつだ。

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    左がR3、右がR2。強烈な直射光の下でも見やすく、真夏の炎天下でも日差しに負けず操作できそうだ

カメラ部はR2譲りのデュアルカメラで、動画カメラと静止画カメラに分かれており、動画撮影中もAIが自動でシャッターチャンスに合わせて静止画を撮影する「AIライブシャッター」を搭載。

また撮影中は常時フレームをメモリに記録しており、シャッターボタンをタップした際にほぼタイムラグなしにシャッターチャンスを切り取れるようになった。光学式手ぶれ補正と相まって、静止画撮影にもかなりの性能を発揮しそうだ。

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    デュアルカメラは動画と静止画用。他社のように画角で分かれているわけではない

AQUOS R3は、たとえばXperia 1のようなスペック的な派手さはないものの、全体的に手堅く、かなり練りこまれている印象を受けた。AQUOSシリーズといえばSIMフリーではかなりの人気機種になっているが、ハイエンドでもその魅力は健在、といったところだろうか。

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    本体背面。このカラーはラグジュアリーレッド。少し光沢が入った鮮やかな赤色だ