It's F.O.S.S.に2月17日(米国時間)に掲載された記事「How to Change Password in Ubuntu [for Root and Normal Users]」が、Ubuntuでパスワードを変更する方法を紹介した。

ユーザーはUbuntuのインストール時に自分のアカウントのパスワードを設定することができる。記事では、インストール後に自分のパスワードや他のユーザーのパスワードを変更する方法を紹介している。以下のように、passwdコマンドを利用する方法とSettingsアプリケーションを使う方法の2つの方法がある。

コマンド 内容
passwd 自分のパスワードを変更する。現在使用しているパスワードの入力が求められるほか、新しいパスワードを2回入力する必要がある
sudo passwd ユーザ名 自分以外のユーザーのパスワードを変更する
sudo passwd root rootのパスワードを設定または変更する
  • Ubuntu Desktop 18.04 LTSのSettingsアプリケーション実行例

    Ubuntu Desktop 18.04 LTSのSettingsアプリケーション実行例

Ubuntuではデフォルトでrootにパスワードが設定されていない。ユーザーはsudoを使って管理者権限が必要になるコマンドなどを実行しており、rootとしてログインしたり、rootにsuを実行する必要がない状況になっている。

記事では、passwdコマンドを使うことでrootのパスワードを設定・変更が可能と説明しているが、Ubuntuではそもそもrootにパスワードを設定して利用する必要性がないほか、そうすべきではないと指摘している。