iPhoneにはいろいろなアプリが収録されていますが、起動を急ぐという点では「カメラ」がナンバーワンではないでしょうか? 起動に手間取ればシャッターチャンスを逃してしまいますから、1秒を惜しむ状況は誰でも理解できるところ。操作の慣れも必要ですが、どうすれば最速で起動できるかは、ふだんから頭の中で整理しておいたほうがよさそうです。

iOS 12の現在、カメラアプリの起動方法は大きく4通り存在します。1つは、ホーム画面にあるアイコンをタップすること。もっともオーソドックスな方法ですが、iPhoneがロック状態のときはロック解除したうえでアイコンがあるホーム画面へ移動しなければならず、時間がかかります。

もう1つは、Siriを使うこと。iPhoneがロック状態でも、「ヘイ シリ、カメラ」というだけでカメラアプリを起動できます。両手が塞がっているときに限れば、唯一無二の起動方法ですが、命令には数秒ほどかかるうえ、誤認識されるとかえって時間がかかるという弱みがあります。

コントロールセンターからカメラアプリを起動する方法もあります。ロック状態かどうかにかかわらず、画面右上を下方向へフリック(ホームボタンがあるiPhoneは画面下部を上方向へフリック)すると現れるカメラアイコンをタップすれば起動できるので、いつでも決まった方法で起動したいという場合には便利な存在です。ただし、コントロールセンターを表示したうえでアイコンをタップ、と操作には2ステップ必要です。

iPhoneがロック状態のときは、画面下部にあるカメラアイコンを押し込むか、画面右端を左へフリックするかのどちらかでカメラアプリを起動できます。どちらも操作はワンステップでほとんど速度差がないため、操作しやすいほうを選ぶといいでしょう。ロック解除状態のときは使えない方法ですが、シャッターチャンスはiPhoneを操作していないときにやってきがちなことを思うと、この「ロック画面下部にあるカメラアイコンを押し込むか、画面右端を左へフリックするか」が最速のカメラアプリ起動法といえそうです。

  • ロック画面下部にあるカメラアイコンを押し込むか、画面右端を左方向フリックするか