NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月14日、セキュアなVPN上で「Box」を利用できるサービス「Box over VPN」において、データの保管先を日本国内のサーバーに限定することが可能な「Box Zones Japan」に対応することを発表した。提供開始は2019年6月(予定)。

Boxは2016年より、利用するデータセンターを各地域や国から選択できる「Box Zones」の提供を開始した。「Box Zones Japan」は、データの保管先を日本国内に指定できるメニューだ。

NTT ComによるVPN接続メニューでは、同社の企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」を利用し、「Box Zones Japan」へインターネットを経由しないセキュアな環境での接続を実現する。なお、VPN接続メニューとともに、大容量のデータ転送に対応できる1Gbps帯域拡張オプションも予定しているという。

NTT Comは今後、Boxと連携して開発を行い、6月より「Box Zones Japan」へのVPN接続をオプションメニューとして提供予定だとしている。

なお、「Box over VPN」は、NTT Comが提供する、セキュアなVPN上で「Box」を利用できるサービス。今回、データの所在を管理するニーズにも対応することで、さらに厳しいセキュリティ要件に応える。