Amazon Web Servicesは11月26日(米国時間)、「Amazon Web Services Announces AWS RoboMaker|Amazon.com, Inc. - Press Room」において、ロボティックアプリケーションの開発、試験、デプロイ、運用、アップデート、メンテナンスなどのサポートを提供する新しいサービス「AWS RoboMaker」の提供開始を発表した。

AWS RoboMakerは既存のロボティックソフトウェアフレームワークであるRobot Operating System (ROS)に対し、クラウドベースの機能を提供することになる。

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    AWS RoboMaker

AWS RoboMakerはクラウドベースの機械学習機能、モニタリング機能、データストリーム機能、ナビゲート機能、コミュニケート機能、認知機能などを提供する。これら機能はCloud9ベースのサービスとして提供され、アプリケーション開発からテスト向けのロボティックシミュレーション、リモートアプリケーションデプロイメントのためのフリート管理、アップデート、マネージメントといったように開発から運用までを統合的に幅広くサポートする。

クラウドサービスを利用することで、IoTデバイスによりリッチな機能を搭載するといった取り組みは数年前から活発になっている。「AWS RoboMaker」はこうした取り組みをサポートするために各種クラウド機能を統合して提供している点に特徴がある。クラウドサービスを利用したIoTデバイスの需要は今後伸びると見られており、同サービスのリリースはそうした動きに連動したものと見られる。