NTTデータは、七十七銀行とともに、オムニチャネルでのOneToOneコミュニケーションを実現するため「CXM(Customer eXperience Management)ソリューション」を活用した実証実験を2018年9月から2019年2月末まで実施すると発表した。

「CXMソリューション」とは、ATM、インターネットバンキング、スマホアプリといったさまざまな接点(チャネル)から入ってきた顧客情報を各チャネル間で連携し、顧客に合わせた商品情報や諸連絡等フォロー情報を最適なタイミングで提供可能とするサービス。

  • 「CXMソリューション」

実証実験は、金融機関のすべての顧客を対象に、一貫した顧客対応の実現と顧客満足の追求を目標に、顧客に合わせた細やかな情報提供が実施できることを検証する。

具体的には、七十七銀行が顧客本位での情報提供をOneToOneで実施できる「CXMソリューション」の有効性を検証。銀行のチャネル(ATMやスマホアプリ)と接点を持った時に、過去の銀行との接点から最適な情報を判断し、チャネルにその情報を表示し効果測定を行う。

一方、NTTデータは、実証実験を通じ、「CXMソリューション」における改善点の洗い出しを行う。

CXMソリューショでは、金融機関と顧客の接点(チャネル)における顧客とのコミュニケーション(セールスやフォロー)の条件を、あらかじめルール(ビジネスルール)として登録し、「ATMでのお知らせ情報の閲覧」や「インターネットバンキングでのお知らせ情報の閲覧」といった顧客行動が発生したタイミングで、その情報を契機として、最適な情報をリアルタイムに提供できる。

今後NTTデータは、 2019年度上期をめどに「CXMソリューション」の本格提供を開始する予定で、オムニチャネルの取り組みの要望の高い金融機関に対して「CXMソリューション」を提供し、トライアル利用期間を通じて、本格利用に向けた支援を行う。