nixCraftは6月18日(米国時間)、「Make Linux/Unix Script Portable With #!/usr/bin/env As a Shebang - nixCraft」の記事を大幅にアップデートし、サンプルスクリプトや解説を加筆したほか、オペレーティングシステムごとのenvのデプロイパス表を掲載した。これにより、どのオペレーティングシステムで紹介されているテクニックが利用できるかがわかりやすくなった。

記事の内容は、シバンに#!/bin/bashや#!/usr/bin/perlといったスクリプトごとのフルパスを指定するのではなく、#!/usr/bin/env bashのように、一旦envを起動してからスクリプトを実行するようにしよう、というもの。このほうが、移植性の高いスクリプトになると説明している。

シバンに#!/usr/bin/envを利用する

#!/usr/bin/env コマンド名

これはコマンドのインストール先が、/bin/、/usr/bin/、/usr/local/bin/など、オペレーティングシステムやバージョンによって変わるため。envコマンドは多くのオペレーティングシステムが/usr/bin/envにデプロイしていることから、一旦envを実行してからスクリプトへ処理を移すことでデプロイパスが異なっていても起動できる可能性が高いとされている。