nixCraftは2018年1月24日(米国時間)、「How To Turn On/Off Colors For ls Command In Bash On a Linux/Unix - nixCraft」において、Linux/macOS/*BSDなどでlsコマンドの出力を色づけする方法を紹介した。

エイリアスや環境変数などに特に設定が行われていない場合、lsコマンドの出力は基本的に色づけされていない。lsコマンドは次のようにオプションを指定することで色づけが行われるようになる。

lsコマンドの出力を色づけ Linux

ls --color=auto
または
ls --color=tty

lsコマンドの出力を色づけ macOS/*BSD

ls -G

オプションの指定が行われていない場合や色づけしないようにオプションを指定した場合は、色づけの出力は行われない。

lsコマンドの出力を色づけしない Linux

ls --color=none

lsコマンドの出力を色づけしない macOS/*BSD

ls

常にlsコマンドの出力に色がつくようにするには、例えば次のようなエイリアス設定を~/.bashrcなどに追加する。

~/.bashrcなどでエイリアスを設定して色づけをデフォルト化

alias ls='ls --color=auto'

lsコマンドの出力が色づけされている環境で一時的にlsコマンドの出力を色づけから外すには、次のようにコマンドを実行する。

一時的にlsコマンドの出力から色づけをなくす方法

\ls
/bin/ls
command ls
'ls'
  • Ubuntuでlsコマンドの操作サンプル

    Ubuntuでlsコマンドの操作サンプル

lsコマンドの色づけ出力は環境変数にも影響を受ける。環境変数によっては、オプションを指定していない状態でも色づけの出力が行われるものもある。詳しい使い方はそれぞれのオペレーティングシステムで提供されているオンラインマニュアルを参照のこと。