TowerJazzは、Newsight ImagingがADAS(先進運転支援システム)および自動運転車両で用いられるLiDARやドローンやロボティクスで用いられるマシンビジョン向けにセンサ、デジタルアルゴリズム、ピクセルアレイを1チップ化したCMOSイメージセンサ(CIS)チップならびにカメラモジュールの生産を開始することを発表した。

同CMOSイメージセンサチップは、TowerJazzの180nmプロセス技術を用いて製造されるもので、Newsightsでは、自動車のみならず、セキュリティ、防衛、医療、産業、コンシューマー市場などへの展開も進めて行きたいとしている。

すでにイスラエルのミグダルハエメクにある製造施設で生産を開始している「NSI3000センサファミリ」は、高感度のピクセルを実現しており、CCDイメージセンサの置き換えを目指す製品に位置づけられているほか、現在開発が進められている次世代製品「NSI5000」では、奥行きとマシンビジョンの複雑な計算を可能にする高性能DSPの搭載かつ、Newsights独自のeTOF(拡張タイム・オブ・フライト)を活用することで、高い精度を保ちながら、ダイナミックレンジの拡張を可能とし、短距離のiTOFから長距離の自動車向け要件までカバーすることを可能とするとしている。

  • NewsightsのCMOSイメージセンサを用いたLiDARの活用イメージ

    NewsightsのCMOSイメージセンサを用いたLiDARの活用イメージ