13.3型のモバイルノートPC、「LG gram(13Z980-GA56J)」(以下、13.3型LG gram)を持ち歩いて1カ月が過ぎました。仕事での外出は週に3~4日なので、屋外で使ったのは正味15日前後です(前回もぜひご覧ください)。

  • コヤマタカヒロのモバイルノート実戦記 - 13.3型LG gram・第2回

    約1カ月間使った「LG gram 13Z980-GA56J」。海外出張にも持って行きました

13.3型LG gramを持ち歩くに当たって、最初に悩んだのがACアダプターを携帯するか否かでした。海外メーカー製PCはどうしてもACアダプターが大きくなりがち。13.3型LG gramに付属するACアダプターはそれほど大きくはありませんが、電源コードはやや太く、ACアダプターだけで約340gと重め。

これを合わせて持ち歩くとなると、合計1.3kgを超えます。せっかく本体質量965gで、1kgを切る軽さを実現しているのに、軽量ノートPCを選んだ意味がない重さになってしまいます。

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    付属のACアダプターと電源ケーブル。端子は細いピンタイプ~

そこで、東京都内への外出時はACアダプターを持ち歩くのをやめました。13.3型LG gramは、バッテリー駆動時間が公称値で約27時間もあるため、日帰りの外出なら問題ないだろうという予想です。

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    ACアダプターの重さは約340g。本体と合わせて持つと1.3kgを超えます

筆者が主に使用しているPCソフトは、Webブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chrome)、Microsoft OfficeのWordとExcel、アドビシステムズのPhotoShopとIllustratorなどです。また、DropboxやOneDriveといったクラウドストレージも積極的に利用しているため、外出時は公衆Wi-Fiか、NTTドコモ回線によるスマホのテザリングによって、ほぼ常時インターネットにつながっています。この状態で電車の中やカフェ、発表会の会場など、様々な場所でモバイルしました。

約1カ月の試用期間には、関西や海外出張もあり、バッテリーだけで長時間使う日が多くありました。午前中に参加した発表会から夕方の打ち合わせまで、長く時間が空いた日はトータルで約7時間、バッテリーだけで利用しました。

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    日中長時間使ったあとの残バッテリー容量。40%残っていれば安心

日帰りでの使用では、予想通りバッテリーが切れることはありませんでした。もっとも消費した日でも帰宅後のバッテリー残量は40%台。まだまだ使える印象です。個人的にノートパソコンのバッテリーが残り20%を切ると、プライオリティの高い作業を厳選することになります。しかし、13.3型LG gramなら7時間以上使っても40%残っていたので安心。バッテリー残量を気にしながら仕事する必要はないといえるでしょう。

さらに、13.3型LG gramはUSB PD(Power Delivery)での充電に対応しているのもポイント。純正ACアダプターがなくても、USB PD対応のアダプターとUSB Type-Cケーブルがあれば充電できます。しかもUSB PDは汎用的な規格。アップルのMacbookProやレノボのThinkPadシリーズといった一部モデルでも採用されているため、いざというときには、こうした製品のユーザーから借りて充電できるのもメリットです。