耳穴をふさぐことなく音楽と環境音を同時に聴く……。そんな無理難題を軽々とやってのけるイヤホンが、「Xperia Ear Duo」です。
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ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia Ear Duo」
ソニーの技術・研究開発プログラム「Future Lab Program」で開発した、独自の音導管設計がポイント。耳の下から耳穴付近へと音導管を配し、音を直接鼓膜へ届けながら、外音を自然に取り込む構造が最大の特長です。左右間の接続にはNFMI(近距離電磁誘導)という技術を採用し、低遅延と途切れにくさを実現していることにも注目です。
まずは試聴を……とXperia Ear Duoを耳もとにあてがったものの、なかなか装着できません。担当者に話を聞くと、耳たぶを斜め下から挟み込むようにとのことでしたが、これが意外に難しく手間取りました。慣れればサッと取り付けられるそうですが、慌てているときにはスムーズにいくか自信がありません。
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耳たぶを挟み込むように装着しますが、少々コツが必要です
どうにか装着して音楽の再生を始めたところ、なんとも不思議な状態に。音楽が鳴りつつも周囲の人の話し声も聞こえるのです。これがXperia Ear Duoならではの「デュアルリスニング」で、音楽と環境音が自然にブレンドされて鼓膜に届きます。開放型ヘッドホンで音量をかなり下げて音楽を聴くことと似てはいますが、ヘッドホンより圧迫感は断然少なく、耳周りもすっきりとしています。音漏れはどうかと同じくXperia Ear Duoを試聴している人に近づき確認しましたが、満員電車でもなければ気にならないでしょう。
ほかにも、LINEメッセージの送信も可能な独自の音声アシスタント機能「Assistant for Xperia」、電話着信時にうなずいて応答するヘッドジェスチャー、Xperiaと連携した通知の読み上げを実現するデイリーアシストなど機能は盛りだくさん。完全ワイヤレスは数ある機能のひとつに過ぎない、と主張するかのようなイヤホンでした。
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カラバリはゴールドとブラック。パッケージも異なる
- 発売日 : 4月21日
- 重量 : 左右各約10.6g
- 対応コーデック : SBC、AAC
- カラー : ブラック、ゴールド
- 連続再生時間 : 4時間以上
- 防水機能 : IPX2相当
- ノイズキャンセリング機能 : エコー/ウィンドノイズキャンセレーション
- 推定市場価格 : 30,000円前後(税別)
- 発売元 : ソニーモバイルコミュニケーションズ
