Marvellは、同社の88Q5050セキュア車載イーサネットスイッチを、レベル5自動運転向けNVIDIA DRIVE Pegasusプラットフォームに統合したと発表した。

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    Marvell 88Q5050

Marvellのセキュアスイッチは、センサーフュージョン、カメラ、機能安全、診断をサポートする車載ネットワークを自動車OEMが提供するための、マルチギガビットアプリケーションに対応している。同社のエンベデッドセキュリティ技術は、ドライブ体験を損なうサイバー攻撃から自動車を守る。

また、NVIDIA DRIVE Pegasusコンピューティングプラットフォームは、レベル5の自動運転車用に設計され、毎秒320兆を超える演算処理能力がある。ディープラーニング、センサーフュージョン、サラウンドビジョンを組み合わせ、車両周辺の状況をリアルタイムで把握する。 Marvell 88Q5050 レイヤー2 マネージドセキュアIPスイッチは、次世代のコネクテッドカー向けに、迅速で安全なデータ送信を可能にしている。

車載イーサネットは、サイバー犯罪に対処するために専用に設計されたもので、コントローラーエリアネットワーク(CAN)など、これまで車載用に使用された接続プロトコルよりも安全性を確保している。Marvell 88Q5050 ソリューションは、 ディープパケットインスペクション(DPI)エンジンとセキュアブート機能の採用により、堅牢なセキュリティレベルを提供するうえ、このスイッチでは全てのイーサネットポートにおけるアドレスのブラックリストとホワイトリスト双方のサポートし、特にDoS攻撃に対するセキュリティが強化されている。

Marvell イーサネット スイッチ ソリューションはAEC-Q100適合で、業界の厳格な基準を満たし、過酷な自動車での使用環境でも優れた耐久性を発揮する。1000BASE-T1インターフェースと複数の内蔵100BASE-T1 PHYをサポートしており、既に発表済みのMarvell 88Q2112 1000BASE-T1 PHYとの接続も可能となっている