2018年12月にはBSが4Kに

現在、4K放送は、ケーブルテレビおよびIPTV、124/128度CSで実用放送が開始されている。

ケーブルテレビでは、4K専門チャンネル「ケーブル4K」が2015年12月からスタート。全国のCATV事業者79局で、4Kの実用放送が行われているほか、IPTVでは、NTTぷららが2014年10月から日本初のビデオ・オン・デマンド方式での4K実用放送を開始。2015年11月から、4KによるIP放送を開始している。現在、ネットフリックスやアクトビラ、dTV、YouTube、Amazonビデオでも4Kコンテンツの配信を行っており、4Kテレビでこれらの4Kコンテンツを楽しむことができる。

また、衛星を使った4K放送では、124/128度CSで、スカパーJSATが、スカパー!4Kの実用放送を2015年3月から開始しており、同放送は光回線を通じた視聴も可能となっている。

さらに、2016年8月からは、NHKにより、BS右旋による試験放送が開始されており、このほど、2017年4月から110度CS左旋による試験放送が開始。2018年にはこれらの衛星放送波でも実用放送が開始されることになっている。

BS右旋では、2018年12月1日から、BS朝日、BSジャパン、BS日テレ、NHK SHV 4K、BS-TBS 4K、BSフジが4K実用放送を開始。BS/110度CS左旋では、ショップチャンネル、映画エンタテインメントチャンネル、WOWOWのほか、スカチャン4Kの8番組が同じく2018年12月1日から4K実用放送を開始。さらに、QVCが2018年12月31日から4K実用放送を開始し、NHK SHV 8Kが2018年12月1日から8K実用放送を開始することになる。

これにより、衛星放送波では、4K放送で18チャンネル、8K放送で1チャンネルの合計19チャンネルが新たにスタートすることになる。

ちなみに、地上波による4Kおよび8Kの実用放送の具体的な計画はない。