ルンバの新しい動き

SLAMを搭載して地図を作れるようになったルンバ980。まず走行パターンで変化に気づいた。これまでの機種では、どちらかというと縦横無尽に部屋を走り回るかたちで、くまなくゴミを吸引していた。壁を目指して体当たりしては、ぶつかったら方向転換を繰り返すというような動きだ。ところが、SLAMを搭載したルンバ980は始めから規則的な動き。といっても、SLAMを搭載した他社のロボット掃除機ともひと味ちがい、必要に応じてランダムな動きが加わる。

<動画>実際に我が家で走行するルンバ980を追いかけてみた

従来通り「ダートディテクトモード」では、光センサーでゴミの多い場所を検知し、キレイになるまで前後のブラッシング動作を繰り返す。走行パターンは規則的になったが、ゴミの多い場所をしつこく重点的に掃除する姿勢は健在だ。特に、ゴミを吸うべくいろいろな角度からアプローチする動きは、人間以上では? と思うほど。特に、部屋の隅や家具の脚まわりなどゴミがたまりやすい場所を何度も念入りに掃除していて、その様子には執念さえも感じる。

<動画>ルンバ980の走行イメージを参考まで。約84.5畳・6部屋というテスト環境でルンバ980がどう動くのかを可視化したもの