- 1:シリーズ初のカラー画面を搭載した「Kindle Scribe Colorsoft」実機が公開された
- 2:11インチの大画面ながら約400gの軽量設計で、読書にも筆記にも使いやすい仕上がり
- 3:書き味や描画の追従性が向上し、クラウド連携も強化。仕事や学習に役立ちそう
“読む”と“書く”を1台でこなせるAmazonのスタイラスペン付き電子書籍リーダー「Kindle Scribe」。6月10日の出荷を前に、新しい「Kindle Scribe」シリーズの製品発表会が6月1日に都内で開催されました。
新製品自体は5月12日に日本市場への投入が発表されており、今回は実機を試せる体験も交えた発表会。新たなKindle Scribeはカラーディスプレイの搭載に加え、書き心地の改善やクラウド連携といった進化が魅力です。
Kindle初のカラーScribeがついに登場、読書と筆記が便利に進化
Kindle ScribeシリーズはKindle書籍の表示に加え、専用ペンで手書きノートを作成できる11インチ画面のKindle。初代モデルは2022年11月に国内発売しており、通知の少なさや目に優しい表示、紙に近い書き心地、数週間のバッテリー駆動などが評価されてきました。
今回登場した新製品はユーザーの声を反映して改善した2代目モデル。根強い要望があったカラーディスプレイモデル(Kindle Scribe Colorsoft)のほか、本体の薄型化・軽量化、クラウド連携の強化、画面インタフェースの改善、表示/書き込み速度の高速化といった改善点を盛り込みました。
新製品のラインナップは次の3製品。カラーやストレージ容量違いを含め、複数のバリエーションが用意されています。
Kindle Scribe Colorsoft(フィグ):64GB/115,980円
……シリーズ初のカラーディスプレイ搭載、フル機能モデルKindle Scribe Colorsoft(グラファイト):64GB/115,980円、32GB/106,980円
……シリーズ初のカラーディスプレイ搭載、フル機能モデルKindle Scribe(グラファイト):64GB/98,980円、32GB/89,980円
……フロントライト付き白黒ディスプレイモデルKindle Scribe フロントライト非搭載モデル(グラファイト):16GB/72,980円
……フロントライトなしの白黒ディスプレイモデル
カラーディスプレイを搭載したKindle Scribe Colorsoftは10色のカラーペンと5色のハイライトに対応。カラー化によりビジネス文書のチャートや、あるいはカラー挿絵が付いた小説、漫画などを豊かな表現で楽しめます。
本体は全シリーズ共通で画面が既存モデル(10.2型)より大きい11型ディスプレイとなり、厚み5.4mm、重さ400gと薄型軽量化を実現。強化されたクラウド連携機能はGoogleドライブ、Microsoft OneNote、Microsoft OneDriveからのインポート・Microsoft OneNoteへのエクスポートをサポートします。
機能面では手書きの図形を自動で正確な形に補正する「スマートシェイプ」を追加。またテンプレートも拡充し、既存のものに加え、12種類の新しいテンプレート(カラー対応含む)が投入され、合計30種類から選べるようになっています。
このほか、ホーム画面のデザインを改善し、ワンタッチでメモを取れる「クリックメモ」や、本/PDF/ノートをプロジェクトごとにフォルダで一元管理できる「ワークスペース」などが加わりました。
Kindle Scribeは読書と筆記のシームレス連携を重点に開発されたデバイスだと、アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Kindle・Fireタブレット事業部の後藤喜章事業部長は強調しました。「読むこと、書くこと、それによって思考が進むこと」を実現するソリューションがKindle Scribeとし、今回の新モデルはこれらをよりシームレスにつなげるために改善したといいます。
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左からアマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Kindle・Fireタブレット事業部 プロダクトマネージャーの高杉紗里氏、「FORZA STYLE」編集長 干場義雅氏、アマゾンジャパン Amazonデバイス事業本部 Kindle・Fireタブレット事業部 事業部長の後藤喜章氏
11型でも意外な軽さ、Kindle Scribe Colorsoftを試す
会場でKindle Scribe Colorsoft実機を触ってみました。本体のフォグ、グラファイトともにマット寄りの落ち着いた色味で、ターゲットとなるビジネスパーソン(が着るスーツ)に合う色です。画面サイズは11インチで、片手で扱うにはやや大きいかと思いきや、400gという軽さで十分片手で扱え、画面の視認性の高さも含め数字以上に取り回しのよさを感じました。
付属のプレミアムペンで試し書きした際、特に好印象だったのが書き心地。完全に“紙そのもの”ではありませんが、ペン先に適度な摩擦を感じ、ツルツル滑りすぎません。ほどよい引っかかりがあることで、文字を書く感覚にある程度の手応えがありました。
表示の追従性も良好で、ペンを走らせたそばから画面に描画され、遅延はほぼ感じません。新モデルでは(主にディスプレイ技術の改良により)手書き入力やページめくり速度が従来比で約40%向上しているとのことですが、手書き中に描画を待つ感覚はほとんどなく、メモやノートを取る際のストレスは低そうです。
Kindle Scribe Colorsoft最大の注目ポイントであるカラー表示も、適度なコントラストで発色が見やすかったです。ビビッドというより、柔らかく落ち着いた発色ながら、色の違いがしっかり視認でき、付箋やメモ書きの強調表示、ノート内容の整理などに役立ちそうです。“目にやさしい表示”を維持しながらカラー化した、という印象でした。









