画面がさらに大型化したiPhone 6とiPhone 6 Plus

iPhone 6/6 Plus

5Sまでの角ばったデザインから一新して丸みを帯びたエッジと金属製ボディをまとった。4.7インチの「iPhone 6」と、5.5インチの「iPhone 6 Plus」の2モデルが同時に発売となった。画面解像度が5Sからさらに拡大して、6では1334×750ドット、6 PlusではフルHD(1920×1080ドット)となり、Android陣営の画面大型化の時流に乗った形だ。アップル製品として初めて「NFC」をサポートするが、これは米国などで展開中(日本には未上陸)の「Apple Pay」用で、周辺機器との接続などには利用できない。

画面解像度以外の違いは、6 Plusはカメラが光学手振れ補正付きであること、6 Plusは横持ちにするとホーム画面や一部アプリのレイアウトが横向きに最適化されるなど、iPadに近いインターフェースとなっていることの2つ。その他の性能差は基本的にない(サイズの違いによってバッテリー容量は異なる)。

日本では同一機種でドコモ、au、ソフトバンクの3社に対応する(3G、LTEともに)ようになり、SIMフリーモデルの価値が高まった。一方、中国での発売が少し遅れたこともあり、中国人客が日本のアップルストアにSIMフリーモデルを求めて殺到。発売当日はかつてない大行列や暴力沙汰まで発生してしまい、この後のLucky Bagの発売時の行列に中止指導が入るなど、各所に暗い影を落とすことになってしまった。

3D touchが採用されたiPhone 6sとiPhone 6s Plus

iPhone 6sとiPhone 6s Plus

9月に発売されたばかりの最新機種。カラーに「ローズゴールド」が追加され、感圧式ディスプレイ「3D touch」が採用された。またカメラも800万画素から1200万画素に強化され、4K動画の撮影に対応している。

SIMフリーモデルも販売されているが、日本ではSIMロック解除の義務付けにより、購入後180日以上経てばSIMロックを解除できるようになり、SIMフリー端末の必要性はそこまで高くなくなったとも言えるだろう。

CPUが製造メーカーにより2種類あり、バッテリー性能に差があるのではないかと話題になったが、実質ほとんど差はないということで結論が出ている。