ホーム画面の下部にある「検索」をタップすると現れる検索バー。かつて「Spotlight」と呼ばれていたこの検索ツールでは、iPhoneに存在する(インストール済の)アプリを検索/起動できますが、そのアプリ名を検索する基準が複数あることをご存知ですか?

iOSの検索機能(Spotlight)でアプリを検索するとき、システムは単純に「ホーム画面に表示されたアプリ名」を参照しているわけではありません。実際には、アプリが持つさまざまな情報を参照しているため、検索してヒットする語句は1つではないのです。

友人・知人の名前や住所といった情報を登録しておく「連絡先」は、その典型例です。「連絡先」と検索してヒットすることはもちろんですが、「Contacts」や「Address」でもヒットします。

複数の語句で検索できる理由をかんたんにいうと、iOSが多国語環境を考慮したシステムだからです。日本語環境の場合、ホーム画面に表示されるアプリ名「連絡先」のほか、ファイルシステム上のアプリ名(Contacts.app)、さらには過去の名称(MobileAddressBook)まで考慮されます。

ほかにも、写真アプリは「Photo」、メモアプリは「Notes」、時計アプリは「Clock」と「Timer」など、1つ以上の語句で検索できます。日本など単独エリアで配布されているサードパーティー製アプリの場合、複数語句で検索できるわけとは限りませんが、2つ以上の言語に対応するアプリは2つ以上の語句で検索できると考えられます。

このしくみは、アプリの起動の高速化に役立ちます。もし連絡先アプリをホーム画面に表示していなくても、「Contacs」や「Address」の先頭2〜3文字を入力すれば、候補に連絡先アプリが表示されるはずです。表示順位には利用頻度など他の要素もからむため、アプリライブラリよりすばやく起動できるかもしれませんよ。

  • 連絡先は「co」でも「ad」でも検索できます

    連絡先は「co」でも「ad」でも検索できます