スポーツや運転にも活用

JINS MEMEは、前述のライフログ管理のほか「アシスト」「フィットネス」「ラボ」といったキーワードで示される、3つの領域での利用が考えられている。アシストは、乗用車やトラックを運転中のドライバーの状態をリアルタイムで表示するもの。まばたきの状態などで眠気や疲労を判断、「順調」「すこし眠そう」「とても眠そう」のように段階を分けて、運転手に注意をうながす。日時と運転距離、ドライバーの状態はログに保存できる仕様。運送会社などでの利用が考えられている。

運転中のドライバーの状態を表示し、適宜、運転手に注意をうながす。運送会社などでの利用が考えられている

フィットネスでは、ランニングフォームを可視化できる。走行距離/平均ペース/前後左右の身体のブレなどをログに保存し、表やグラフでチェック可能だ。さらに踏み込んだ使い方をすれば、トップアスリート選手の記録も伸ばせるという。ここで、大学の短距離走の選手がJINS MEMEを使用した例が紹介された。

フィットネスでは、ランニングフォームを可視化。走行距離/平均ペース/前後左右の身体のブレなどをログに保存し、表やグラフで確認できる

JINS MEMEでは、スタートから上体が起き上がるまでの時間、加速を生み出す推進力、右足と左足の力の差、フォームのブレを確認できるという。これを参考にすれば、記録を伸ばすことができるというわけだ。

2人の短距離走選手のログを比較したところ。JINS MEMEならスタートから上体が起き上がるまでの時間、加速を生み出す推進力、右足と左足の力の差、フォームのブレを確認できる