iPad Proのウリは?

Appleは12.9インチのiPad Proを披露した。MacBook AirやMacBook Proの13インチモデルに迫るタブレットは、1つめの感想が「大きい」であり、おそらく3つ目になっても「大きい」と答えるほど、見慣れない大きな板、という印象だ。

このサイズにした理由について「9.7インチのiPad Air 2が2枚並べられるサイズ」という説明は妙に腑に落ちる。

iPad Proのディスプレイサイズは12.9インチ

それを裏付けるように、既に発表されていた新しいiOS 9のiPad向けの機能であるマルチタスクと画面分割によって、本当にiPad Air 2を2枚並べて、2つのアプリを操っているような操作性を実現する。もちろんディスプレイ1枚で使う広々とした操作性もさることながら、独立して同時に操作できる2枚のiPadを1枚のiPad Proで実現する様子は、快適そのものだ。

2つのアプリを操作可能

デモにはMicrosoftとAdobeが登場し、それぞれWordやPowerPointとExcel、レイアウトを素早く組むことができるCompとPhotoshopのメジャーアプリを並べて同時に、しかも快適に動作させている様子は印象的だった。その他にも、大迫力のゲームや、4K動画の編集など、パワフルな性能を駆使する作業の数々は、見とれるほどのスムーズさと言える。

スピーカーは4基搭載、迫力のあるサウンドに