2つ目は第3世代となる64ビットプロセッサ、A9だ。処理性能は70%、グラフィックス性能は90%向上した「デスクトップクラス」のプロセッサを備えた。モーションコプロセッサのM9を内包し、常に動作し続ける仕組みに変わっている。そのため、電源効率が高まり、またHey Siriと話しかければいつでもSiriを起動することができる。

第3世代64bitプロセッサは処理能力が70%、グラフィックス性能は90%上昇

3つ目はカメラの進化だ。リアカメラのiSightは1200万画素の新しいセンサーを備え、撮影時のノイズを除去する仕組みを組み込んだ。プレゼンテーションでは発色の良さを強調していた。また新しいLive Photo機能は、静止画に1.5秒の動画と音声を記録することができ、写真を表示して押し込むと再生することができる。また、センサーとプロセッサが強化されたことから、4K動画の撮影をサポートするした。

リアカメラは800万画素から1200万画素に向上

4K動画の撮影にも対応する

静止画に1.5秒の動画と音声を記録することができるLive Photo機能

フロントのFaceTimeカメラは500万画素に強化され、前述のLive Photoをサポート。また画面全体を3倍の明るさに光らせてフラッシュの代わりとする機能を搭載し、暗いところでの自撮り機能を強化している。

価格は米国においては、2年契約を前提にiPhone 6s 16GBモデルが199ドルから、iPhone 6s Plus 16GBモデルが299ドルからとなっている。

また、米国のApple Storeにおいて、月額32ドルからのiPhone Update Programを提供すると発表した。毎年iPhoneを買い換えたいユーザーのニーズに応える施策となる。