――社長就任直後の仕事として、まずは国内営業体制の強化を軸としたわけですね。

実は、同時に海外への進出についても取り組んでいます。ひとつは北米市場、もうひとつはブラジルです。どちらも今年10月から事業を開始します。

北米にはVAIO Z Canvasを輸出し、オンライン主体で販売していきます。販売は現地の販社が行いますが、品質のリスク責任や管理などはVAIOが行います。

一方のブラジルは、現地の最大手PCメーカーであるポジティーボ・インフォマティカを通じて、VAIOブランドでVAIO Fit 15シリーズを販売します。ここでは、ポジティーボ・インフォマティカがODM先から直接仕入れを行い、ハイエンドモデルとしてVAIOブランドを位置づけ、販売するという仕組みです。

――大田社長は、ニチメン(現・双日)時代に、ブラジル会社のCEOを務めていましたね。ブラジルでの展開は大田社長がVAIO入りしてから進めたものですか。

いえ、これは私がVAIOに入る前から話が進んでいたものです。いいパートナーがブラジルで見つかったことで事業を開始することになりました。海外展開については、北米、ブラジル以外の地域からも話をいただいています。

次のステップとして、東南アジアへの進出を検討していきたいですね。2017年度には、収益の約1割を海外事業で占めたいと考えています。私自身、海外でのビジネス経験がありますから、海外事業におけるリスク管理の重要性を熟知しています。各国の事情を考慮した形で海外事業に取り組んでいきます。