ある日担当編集のO氏から突然、LINEでこんなメッセージが飛んできた。

「フリーランスのライターってお昼に起きるんでしょ?」

なんなんだ、突然。たしかに今日はお昼に起きたけど、いつもいつもそんな生活をしているわけじゃない。せいぜい週に3日くらいだ。

"その通りです"と答えるのもしゃくなので、とりあえず返事になっていない返事をしてみる。「どうしたんですか急に」と。

すると続いてこんなメールが。

「ウェアラブル端末でいろいろな生活のデータがとれる時代なんだから、ちょっとライターの生活を晒してみてよ」

そうきたか。

何でも担当編集のO氏は、かねてから筆者の生活サイクルに次のようなイメージを持っていたらしい。

「朝は"いいとも"(番組終了)が始まる時間に起きて、昼飯はケータリング、それだと少し寂しいし、少しだけ体を動かしたいから、夜コンビニに行くんですけど、日中はほとんど人に会わないから、日本語を発するのは、コンビニでタバコの銘柄をいうくらいなもので、そんな生活だから、どんどん日本語がはなせなくなるもんだと思っています。日本語は書けるけど、人とは話せなくなって、体も太るんだと思います」(編集O氏の想像)

なんという勝手な予想だろうか……。「夜、体を動かしたくてコンビニに行く」とか「太っていく」とか、いくつか当たっているような気もするが、断じてそこまで怠惰な生活を送っているわけではない……はずである。

しかし、反論しようとして、ふと思った。

「そういえば、自分の生活って、案外データ化して見ることがないな……」と。

ならば、せっかくの機会なので、ソニーの腕時計型ウェアラブル端末「SmartWatch3」を身につけて、フリーライターの生活を晒してみようじゃないか。

SmartWatch3

ぱっと見はアナログな時計