ヤマハミュージックジャパンは、Steinberg Media Technologiesが開発した音楽制作用デジタル・オーディオ・ワークステーション・ソフトウェアのフラッグシップモデル「Cubase Pro 8」、その機能を厳選し搭載したミッドレンジグレードモデル「Cubase Artist 8」を発売する。発売時期は12月下旬。価格はオープンで、市場予想価格は、Cubase Pro 8が税抜5万5,000円、Cubase Artist 8が税抜3万円。

プロフェッショナルなニーズに応えるフラッグシップモデル「Cubase Pro 8」、音楽制作機能を厳選して搭載したミッドレンジグレードの「Cubase Artist 8」は、最新のオーディオテクノロジーと次世代の音楽ツールを融合し、直感的なワークフローを実現する

同製品は、複数のパッドに任意のコードを割り当て、MIDIトラックやコードトラックの入力に使用できる「コードパッド」をはじめ、近接コードと五度圏のコードパレットを追加しさらに便利になった「コードアシスタント」(近接モードはCubase Pro 8のみ)、オーディオやMIDIトラックを簡単にバウンス可能な「インプレイスレンダリング」など、より快適な音楽制作環境を実現する機能が実装された。

また、同社の業務用DAWである「Nuendo」の機能である「バージンテリトリー」、「波形メーター」(Cubase Pro 8のみ)、「ダイレクトルーティング」(Cubase Pro 8のみ)、「VCAフェーダー」(Cubase Pro 8のみ)も新搭載。さらに、エフェクトやインストルメントをグループ化可能な新プラグインマネージャー、ネットワーク 経由でMIDIやオーディオのレコーディングが行える「VST Connect SE 3」(Cubase Pro 8のみ)、ドック可能なインストゥルメント・ラックとメディアベイ、より充実したソフトウェアシンセサイザーおよびエフェクトなど、多数の機能強化が行われている。対応OSは、Mac OS 10.9、10.10 (32bit/64bit)、Windows 7、8.x (32bit/64bit)。

なお、2014年10月15日以降に、「Cubase 6」「Cubase 6.5」「Cubase 7」「Cubase 7.5」および「Cubase Artist 6」「Cubase Artist 6.5」「Cubase Artist 7」「Cubase Artist 7.5」を購入し、ライセンスアクティベーションを行ったユーザーは、無償でダウンロード版の「Cubase Pro 8」、あるいは「Cubase Artist 8」にバージョンアップ可能。詳細はsteinbergのWebページより確認してほしい。