iPad miniの良さは、このコンパクトさだ。
今までなら、ノートパソコンをPCバッグに配線などを外して収納し、コンセントに刺さっていたACアダプタを引き抜いてコードをまとめて出かけなければ、カフェで原稿を書くことはできなかった。軽くコンパクトで、しかも十分に役割を果たしてくれるギリギリのサイズが、7.9インチのiPad miniなのだ。
iPad miniはセルラーモデルで341gと、iPad Airのセルラーモデルに比べて137g、つまりiPhone 5c 1台分以上軽い。パソコンを持ち歩いた上でタブレットも持つという人にとっても、カバンを軽くできる。
筆者にとってiPad miniは、非常に身近な文房具のような存在になった。パソコンを持ち運んだり、起動したりするのが億劫な環境であっても、スマートフォンのように気軽に持ち出せる上、スマートフォン以上の働きをこなしてくれるのがiPadなのだ。
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初めてRetinaディスプレイを搭載したiPad Retinaディスプレイモデル(第3世代)からiPad miniに乗り換えた際、軽くコンパクトになった理由でiPadを持ち運ぶ回数が飛躍的に増えた。しかしその一方で、大きな不満となったのがディスプレイの解像度だ。iPhone、iPadとRetinaディスプレイの高精細さに慣れた目には、非RetinaのiPad miniのディスプレイは見られたものではなかったのだ。
しかし現在のiPad miniはRetinaディスプレイに対応し、iPad Airより画面が小さいにもかかわらず、同じ解像度を実現している。筆者の使い方の場合、やはりRetinaディスプレイは非常に重要だった。