家族で安心して使えるFamily Sharing

米国では既に導入されているデータ通信枠を家族や個人の複数のデバイスで共有するデータシェアプラン。日本でもドコモのパケあえるを皮切りに導入が始まった。家族でスマートフォンを揃えて使うという流れができてきた際、Appleは家族感のコミュニケーションとセキュリティという観点から、iOS 8の新機能を用意した。

13歳未満の子供のアプリ購入に承認機能などが使える

Family Sharingは、最大6台までを、グルーピングして、iTunesやApp Store、iBookstoreなどで購入したアプリやコンテンツを共有できるほか、スケジュールや写真の共有、現在位置の共有を行い、iPhone同士で家族の連帯を強めることができる仕組みを提供している。

家族の居場所の把握も可能

また、1つのクレジットカードでコンテンツの購入などを管理することができ、家族の誰かがアプリなどを購入しようとすると、親のiPhoneに課金しようとしている旨がプッシュ通知で届く仕組みだ。Appleはこれまで、子どもによる課金への対策を強いられてきた経緯がある。

家族で束ねて管理するというアイディアは非常に現実的で、家族でスマートフォンについて教育するという文脈を作る意味でも、非常に良いソリューションと言えるのではないだろうか。