3月中旬に公開されたiOS 7.1は、比較的規模の大きいアップグレードだ。車載インフォテイメントシステムとの連携を実現する「CarPlay」への対応、Siri日本語モードに男性の声の追加、「電話」アプリのUI刷新など、変更点も多い。

スケジュール管理に便利な「カレンダー」も改良された。月表示モードのとき、虫めがねボタン左横に追加されたボタン(イベント表示ボタン)をタップすると、その日のイベントを画面下部に表示できるのだ。日本の祝日も標準の機能として(Appleのサーバで公開されているカレンダーを登録せずに)表示できるようになった。

ところが、アップグレード前の方法で最近のイベントを確認していたユーザには、不評の声も聞く。確かにiOS 7.1では1日単位でイベントを表示できるようになったが、虫めがねボタンをタップするだけで数日間のイベントをまとめて表示(リスト表示)できていたiOS 7.1以前のほうが便利だったというのだ。

しかし心配ご無用、リスト表示はiOS 7.1でも健在だ。月表示モードのときイベント表示ボタンを無効にしておき(白色)、その状態から適当な日付をタップして日表示モードに遷移し、虫めがねボタンの左横にあるリスト表示ボタンを有効(赤色)にすればいい。タップが1回増える計算だが、iOS 7.1以前のリスト表示に慣れたユーザにはありがたい機能といえる。

操作手順をカンタン解説

1 iOS 7.1の「カレンダー」では、虫めがねボタン左横に追加されたボタン(イベント表示ボタン)をタップすると、その日のイベントを画面下部に表示できる

2 イベントをリスト表示する場合は、月表示モードのイベント表示ボタンを無効化した状態で、適当な日付をタップする

3 適当な日付をタップしたあと、虫めがねボタン左横のリスト表示ボタンをタップすれば、iOS 7.1以前のリスト表示が復活する

(提供:iPad iPhone Wire)