説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Siriが男性の声になると、なにか変わりますか?」という質問に答えます。

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iOS 7.1では、Siri/日本語モードに男性の声がくわわりました。名前をたずねると、女性の声のときと同様に「自分はSiri」で「性別は割り当てられていない」という答えが返ってきますから、人格(?)は同一で声質だけ入れ替わったと考えてよさそうです。

声が女性のときと男性のときどちらでも、大半の質問にはまったく同じ答えが返ってきますが、「Siriは男なんだ」とか「Siriは女性だったんだ」などと話しかけると、現在の声が女性のものか男性のものかを認識していることを確認できます。

男性の声と女性の声は「設定」でかんたんに変更できます。「一般」→「Siri」→「声の性別」の順にタップすれば、男性か女性かを選択できます。Siriに「声を変えて」と口頭で命令してもいいでしょう。

なお、iOSと多くの機能を共有するOS X(オーエス・テン、Macに搭載されているOS)にも、日本語に対応した女性と男性の声が収録されており、それぞれ「Kyoko」と「Otoya」と名付けられています。声色から判断するかぎり同一人物と考えられますから、非公式には「Kyokoさん」「Otoyaさん」と呼ばれることがあるかもしれません。

Siriに名前や性別をたずねると、名前はSiriで性別はないと答えますが、現在の声が男性のものか女性のものか認識はしています

Siriに「声を変えて」と命令すると、「設定」が起動して声を変更する画面が現れます