CrystalDiskMarkでリード/ライトともに500MB/秒を超える性能を実現

今回は、840 EVO mSATA 500GBモデルを試用する機会を得たので、さっそくその性能を検証してみたい。テスト環境としては、GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」(GB-BXi7-4500)を利用した。第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Haswell)を標準搭載した、最新のBRIXだ。

■テスト環境
ベアボーンキット : GIGABYTE「BRIX」(GB-BXi7-4500)
CPU : Core i7-4500U(1.80GHz)
メモリ : DDR3L-1600 4GB×2(計8GB)
ストレージ : Samsung SSD 840 mSATA 500GBモデル
OS : Windows 8.1 64bit

GIGABYTEの超小型ベアボーンキット「BRIX」

BRIXのマザーボードのmSATAスロットに840 EVO mSATAを装着し、ネジで固定する

最初に、定番の「CrystalDiskMark 3.0.3」の結果を見てみよう。1000MB×5のランダムデータでのシーケンシャルリードは528.1MB/秒、シーケンシャルライトは505.5MB/秒と非常に高速であり、最新の2.5インチSSDと比べても見劣りしない結果だ。512KBランダムアクセスもリードが479.6MB/秒、ライトが492.4MB/秒と速い。公称スペック値には一歩およばなかったが、実測値でこれだけ出れば十分だろう。

データとしてすべて「0」を書き込む「0Fill」でも計測してみたが、シーケンシャルリードは523.4MB/秒、シーケンシャルライトは499.9MB/秒であり、ランダムデータの場合とほとんど変わりはない。0Fillでも結果があまり変わらないということは、データを圧縮して書き込んで性能を上げているのではなく、どのようなデータでも安定して高い性能が得られるということである。

CrystalDiskMark 3.0.3の結果

ランダムデータ

0Fill

次は「HD Tune Pro 5.50」を使ったより詳細なテスト結果を紹介する。