AS SSD Benchmarkのテスト結果

SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088」でも、パフォーマンスを計測してみた。転送速度の計測では、シーケンシャルリードが512.72MB/秒、シーケンシャルライトが494.22MB/秒で、アクセスタイムはリードが0.047ms、ライトが0.040msであった。IOPSは、4K-64Thrdでのリードが94,811IOPS、ライトは74,217IOPSという結果で、こちらも優秀な結果だ。

AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088の結果

転送速度

IOPS

AS SSD Benchmarkでは、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルの大量コピーを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが可能だ。これらのコピーテストの結果は、体感速度に近いとされている。

840 EVO mSATA 500GBの結果だが、転送速度はISOが340.71MB/秒、Programが247.00MB/秒、Gameが247.95MB/秒で、コピーにかかった時間はそれぞれ、3.15秒、5.70秒、5.57秒となった。過去のSSD記事での結果と比べても、SSD 840 EVO mSATA 500GBのパフォーマンスが高いことが分かる。

AS SSD Benchmark 1.7.4739.38088のファイルコピーテスト結果

最後に、コンプレッションベンチマークを計測した。コンプレッションベンチマークは、まったくのランダムデータから同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータの構成を変えて転送速度を計測するテストだ。

書き込み時にデータの圧縮を行っているSSDでは、グラフが右肩上がりの曲線となる。SSD 840 EVO mSATA 500GBは、ライト速度が2カ所ほどやや落ち込んでいるが、基本的にはほぼ一定の値だ。データの圧縮を行っておらず、圧縮しやすいデータでもそうでないデータでも、安定した性能が得られる。

AS SSD Benchmark 1.7/4739.38088のコンプレッションベンチマークの結果

840 EVO mSATAは、高速化技術の「RAPID Mode」に対応している。RAPID Modeの有効時と無効時のパフォーマンス差も検証してみた。