• メリットその2 海外に行ったとき、現地の事業者と契約して安価なSIMカードとサービスを利用できる

そしておそらく、SIMフリー版iPhoneを購入する最大のメリットはこの「iPhoneの海外利用」だろう。どの携帯事業者のSIMを挿入しても動作するため、現地でSIMを購入して利用することで、海外で国内キャリア契約の端末をローミング利用するよりも安価に運用が可能になる。例えば、ソフトバンクKDDI (au)NTTドコモでは、海外パケット定額という名称で海外の特定地域・事業者に接続した場合にデータ通信を1日あたり最大1,980~2,980円で利用できるサービスを提供している。

NTTドコモの海外パケ・ホーダイ

だが現地で契約した場合、この料金と同額またはそれ以下で1週間以上のデータ通信利用が可能であったり、場合によってはLTEのような高速通信サービスを利用できたりする。また現地で2GBや3GBといった大容量のデータ通信サービスを契約できれば、iPhoneを使ってインターネット共有(テザリング)を行うことで、他のデバイスやPCをiPhone経由でインターネット接続することも可能だ。

海外利用がSIMフリー版購入の最大のメリットとはいえ、一般旅行者には難易度が高い方法であるのも事実だ。詳細は後述するが、現地事業者と交渉できるだけの語学スキル(最低限でも英語)や知識が必要なこと、設定も含めて実際の動作はすべて自己責任になることと、数日程度の現地滞在では手間に対してリターンが割に合わないケースも多い。あくまで知識やスキルがある人向けのチャレンジ要素だと考えておいたほうがいいかもしれない。

  • メリットその3 端末下取り時の売却価格が携帯キャリア版より若干高い場合がある

ケースバイケースだが、SIMロックのかかった携帯キャリア版に比べ、SIMフリー版は中古屋での下取り価格やオークション等での転売価格が高い傾向がある。もっとも、現在出ている情報は日本での公式SIMフリー版が発表される前の情報を元にしているため、今後国内公式のSIMフリー版が出回ることで価格情勢に変化が訪れる可能性がある。ただ最新端末をSIMフリーで購入し、比較的早いタイミングで売却することで、より高い売却益を得られる傾向は今後も続くと思われる。