ソニー、水深10m・マイナス10度でも動作するハンディカムのタフネスモデル

ソニーは5月15日、フルHD(1,920×1,080ドット)記録対応のデジタルハイビジョンハンディカム「HDR-GWP88V」「HDR-GW66V」を発表した。いずれも発売は6月21日で、価格はオープン。推定市場価格はHDR-GWP88Vが80,000円前後、HDR-GW66Vが60,000円前後だ。

「ハンディカム」シリーズ初の防水モデルとして登場した「HDR-GW77V」の後継モデル。HDR-GW77Vで水深5mまでだった防水性能が向上し、水深10mでも使用可能となったほか、新たにマイナス10度までの耐低温性能も追加。マリンスポーツからウィンタースポーツまで幅広いアウトドアシーンで撮影できるようになった。

また、上位モデルのHDR-GWP88Vでは防水モデル初となるプロジェクター機能が搭載されており、撮影した映像を手軽に複数名で楽しめる。プロジェクター機能の明るさは13lm(ルーメン)、解像度は640×360ドット、画面サイズは10～100型。

撮影機能は2モデルとも同等で、撮像素子は裏面照射型のExmor R CMOSセンサー、レンズはGレンズを備えている。手ブレ対策としては「光学式手ブレ補正(アクティブモード)」を備え、歩きながらの撮影時でもブレを低減して撮影可能だ。

撮影を便利に行うための装備としては、前面に"自分撮り"用の撮影ボタンを搭載するほか、三脚なしで撮影範囲を固定したい場合やプロジェクター投影時に便利な自立スタンドを搭載。

そのほか、水中撮影時のホワイトバランスや明るさなどを自動で補正する「水中モード」を含む99シーンに対応する「おまかせオート」、79エリアの地図を内蔵するGPS機能を搭載する。

主な仕様は2モデル共通で、撮像素子が1/3.91型Exmor R CMOSセンサーで、有効画素数が動画撮影時・静止画撮影時ともに502万画素(16:9時)/376万画素(4:3時)、レンズが35mmフィルム換算で焦点距離29.8～298mm(16:9時)/36.3～363mm(4:3時)の光学10倍ズームのGレンズとなっている。モニターは3型・46万ドット表示の液晶方式(タッチパネル)、記録メディアはメモリースティック マイクロ(MARK2含む)、microSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能なほか、HDR-GWP88Vは16GBの内蔵メモリを備える。バッテリーの連続撮影時間は120分。

サイズはHDR-GWP88VがW40×D70×H108.5mm、HDR-GW66VがW32.5×D70×H108.5mm、重量はHDR-GWP88Vが約235g、HDR-GW66Vが約215gとなっている(いずれも付属バッテリー装着時)。