MRYは23日、同社が取り扱うシンクライアント製品「Nexterm」のラインナップに、レノボ・ジャパンの10.1型タブレット端末「ThinkPad Tablet 2」を追加。「Nexterm TS101-LT」として発売した。
「ThinkPad Tablet 2」は、レノボ・ジャパンが2012年10月に発表した法人向けの10.6型Windowsタブレット。OSにWindows Embedded 8 Standard、CPUにIntel Atom Z2760を搭載する。
シンクライアント端末「Nexterm TS101-LT」では、全ての処理を仮装サーバー側で行い、タブレット内部にデータを保存できない仕組みを取り入れている。本体にはタブレットペンが付属し、キーボードも追加オプションとして選択できる。
また、MRYが開発する仮想USBコントローラ「VUMS(Virtual USB Management System)」とのバンドル販売も可能。
VUMSは、USBドライバを仮想化することで、シンクライアント端末に接続されたUSBデバイスをサーバへリダイレクトさせ、仮想環境でのUSBデバイスの使用を可能にするソリューション。管理者が設定した利用条件で、USBデバイスの利用を制限し、Active Directoryとの連携により、ユーザーごとのシンクライアント端末およびUSBデバイスの管理を一元化できる。
主な仕様は、CPUがIntel Atom Z2760(1.8GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB、ディスプレイが10.1型 IPS液晶(1,366×768ドット、5点マルチタッチ対応)。OSはWindows Embedded Standard 8。
主なインタフェースがMini HDMI×1、USB 2.0×1、microUSB×1、microSDカードリーダ、Webカメラ(前面200万画素/背面800万画素)など。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0。
本体サイズは263×164×9.8mm、重量は約0.6kg。