レノボ・ジャパンは26日、法人向け10.1型タブレット端末「ThinkPad Tablet 2」を発表した。従来モデルではOSにAndroid 3.1、CPUにTegra 2(1GHz)を搭載していたが、本製品ではOSにWindows 8 Pro、CPUにIntel Atom Z2760(1.8GHz)を搭載する。法人向けモデルは本日より販売を開始、個人ユーザー向けモデルは直販サイトより年内に発売を予定する。

ThinkPad Tablet 2

「ThinkPad Tablet 2」は、法人ユーザーをターゲットとしたタブレット端末で、同社製ノートPCの「ThinkPad」シリーズで培った堅牢性やセキュリティ、運用のしやすさといった特徴を備える。

OSにWindowsを搭載することで、Windows向けのアプリケーションが動作可能で、Internet ExplorerやJAVA、PC管理ツールなども通常のPCと同様に利用することができる。また、ファイアウォールやVPN、Active DirectoryなどのWindowsのエンタープライズ向けソリューションが利用できるのに加えて、ディスクリートでTPM(Trusted Platform Module)を搭載できるなどレノボ独自のソリューションも提供する。

ディスプレイにマルチタッチ対応10.1型IPS液晶(1,366×768ドット)を搭載。従来モデルではディスプレイ部を覆うガラスに、コーニングのGorilla Glassを採用し、耐久性や耐傷性を高めていたが、「ThinkPad Tablet 2」では本体の軽さを重視、旭硝子製のDoragontrail強化ガラスを搭載することで約173gの軽量化を実現した。

主な仕様は、CPUが「Clover Trail」世代のIntel Atom Z2760(1.8GHz)、メモリが2GB LPDDR2、ストレージがSSD 32GB/64GB(モデルによって異なる)、ディスプレイが10.1型ワイドIPS液晶(1366×768ドット/マルチタッチ)。センサ類はNFC(モデルによって異なる)、GPS、コンパス、光センサ、近接センサ、センサ・ハブなどを搭載。

インタフェースはIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0、Mini HDMIポート、USB 2.0ポート、MicroSDカードリーダ、Webカメラ(前面200万画素/背面800万画素)、マイク/ヘッドホンなど。本体サイズ/重量はW262.6×D164×H9.8mm/約570g(ペン付属で約590g)。本体カラーはブラックの1色。バッテリ駆動時間はWi-Fi使用時で10時間以上。

ほか純正周辺アクセサリとして、ケースやフィルムのほか、スタンド付きのワイヤレスキーボード、ThinkPad Tablet本体に格納が可能な「ThinkPad Tablet ペン」、ThinkPadと共通の65WのACアダプタだ流用でき、USB 2.0、有線LANポートが拡張できる「ThinkPad Tablet ドック」など用意する。