ソニーは1月28日、ラジオレコーダー「ICZ-R51」を発表した。発売は2月21日。価格はオープンで、推定市場価格は19,000円前後。

「ICZ-R51」

2011年2月に発売されたICZ-R50は、高感度ラジオにICレコーダーを組み合わされたもので、ラジオ録音に使いやすい機能性が深夜放送ファンや語学学習ユーザーから高い支持を得たモデル。その後継となる、このICZ-R51は、ICZ-R50ユーザーからの改善ニーズに応えた製品だという。

従来機からの大きな変更点は、自動時刻補正機能の搭載や電源ボタンの形状変更、倒れにくいデザインの採用などだ。

底面の形状を変更し、倒れにくくなった

従来機では、自動時刻補正機能が搭載されておらず、予約録音の際に、若干のズレが発生することがあった。新モデルでは、NHK第2放送の時報によって、自動的に時刻を調整。予約失敗の不安を減らしている。

押し間違えを減らした「ICZ-R51」の電源ボタン(左)と、従来機「ICZ-R50」の電源ボタン

従来機の電源ボタンは、他のボタンと同じような形状で押し間違いが発生しやすかったが、新モデルでは、ボタンの周りに縁を付け、押し間違いを起こしにくくなっている。また、起動時間も従来の約15秒から5秒へと短縮されている。

また、従来機で地域を選択すると、その地域で一般的に受信できる放送局の周波数と局名が自動プリセットされる。このため、オートスキャンなどで見つかったコミュニティFM局などは、その放送局名を入力できなかった。

新モデルでは、付属のPCソフト「Sound Organizar」から、プリセット情報の編集が可能だ。FMアンテナ端子を装備したことで、よりよい条件でFM放送を受信することも可能となっている。

FM外部アンテナ端子を装備

内蔵メモリの容量も4GBから8GBに増やされた。内蔵メモリだけで最長で約356時間の録音が可能だ。

ACアダプターは従来より小型化され、重量も軽量化している。ACアダプター使用時には、ライトボタンによって、液晶パネルのバックライトのオン・オフが可能となり、暗い場所での操作性が向上した。さらに、ACアダプター使用時にラジオの電源を切ると、液晶画面に時計が表示されるようになっている。

これ以外にも、外部入力からのタイマー録音への対応、録音した番組のカレンダーサーチ機能の採用、10分/15分/30分の間隔で、録音時にファイルに自動的にトラックマークを入れられるようになっている。。

録音/再生形式 MP3(192kbps/128kbps/48kbpsモノラル)
内蔵メモリ 8GB
最大フォルダ/ファイル数 400/4,074
受信周波数 FM:76MHz~90MHz/AM:531kHz~1,629kHz
タイマー予約件数 20件
スピーカー φ48mm
実用最大出力 500mW×2
外部メモリー メモリースティック デュオ/SDメモリーカード(最大32GB)
サイズ W195×D35×H122.5mm
重量 約552g(電池含む)
電源 ACアダプター/単3アルカリ乾電池×4