■ Cache/Memory Bandwidth(グラフ42~44)
次はCache/Memory Bandwidth。こちらはTurboが効きまくりということで、生の結果とA10-4660Mが最大43Bytes/cycleとかのアクセス速度になるが、補正すると概ね32Bytes/cycleということで、これはFX-4100と変わらない。面白いのはこのグラフ42~44を見る限り、L2のBandwidthはFX-4100とA10-4660Mで差が見られない事で、そうすると先ほどのDecode段における帯域の差は共有L2→共有L1命令キャッシュへの転送が改善された、ということかもしれない。その先の傾向も概ねFX-4100と同等で、違いはL3が無いだけ、ということでこの傾向はRead/Write/Copyで同じであった。つまりこのあたりに関してはBulldozerとPiledriverに目立った差は見られない。