■ ROB(グラフ38~41)
次はROB(Re-Order Buffer)。このテストではそもそもLatencyが20cycle以上と待ちが長く、また結果を見てもあまり大きな変動が見られないので、Turboは効いているもののあまり影響は無いと判断して補正値は追加していない。さて結果であるが、全般的に悪化、というのがここでの結果である。傾向的にはFX-4100にかなり近い(グラフ40のRandom Accessの結果で、真ん中がぽっこり膨らんでいるあたりまで相似している)から、ベースとなる部分は変わっていないが、平均してFX-4100に比べて20cycle~30cycleのLatency増加となっており、これに関してはむしろ改悪という結果になっているのが判る。