■ I-Cache/RAM Latency(グラフ45~52)
Bandwidthの次はLatency、ということでまずはI-Cache側から。グラフ45~48がNear Jump、グラフ49~52がFar Jumpの場合である。まずNear Jumpの方だが、どのパターンでも、L2におけるLatencyがFX-4100より改善されているのが判る。L2の範囲で補正が必要かどうかはグラフの傾向を見る限り微妙で補正不要な気もするが、補正をかけた段階でも明らかにFX-4100よりもLatencyが減っているのが判る。範囲的には64KB~320KB位のあたりで、ここが明確に減っているのはちょっと興味深い。
この傾向はFar Jumpでも同様だが、特にFar JumpではRandom/Pseudo-Random(グラフ51、52)でFX-4100が320KBあたりまでの範囲で妙にレイテンシが暴れているのに、A10-4600Mではスムーズになっているあたりは、改善が施された部分と考えて良い様に思われる。