■ D-Cache/RAM Latency(グラフ53~56)
次はD-Cacheから。ここでは妙にA8-3870Kの結果が暴れているのが気になるが、それを別にするとForward/Backwardに関する限り大きくは変わらない気がする。ところがRandom/Pseudo-Random(グラフ55、56)を見ると、まずL2 Hitの範囲では明らかにA10-4600MのLatencyが減っている。これを過ぎると急速にLatencyが増えるが、これはL3が無いため。Memory AccessでのLatencyはやや大きめになっているという相反した傾向にある。ただRandom Accessの場合、A10-4600MのL2 MissのLatency(2MB近辺)とFX-4100のL3 Miss(10MB近辺)のLatencyがほぼ同等だから、もっとサイズを大きくするとおそらく同等のLatencyに収束するものと考えられる。