Alienware M15xは、ゲーマー心をくすぐる、いかついデザインにハイエンドなスペック、FPSゲームでは重要となるキータッチも良好で、ゲーミングPCとしての完成度は非常に高い。その一方で、15.6型ワイドのサイズながら、重量は約4kg、厚みは48.70mmと持ち運びは現実的ではない。また、ゲームプレイなど負荷のかかる状況では、かなり動作音の大きい「Alienware M17x」ほどではないが、ファンの風切り音は少々耳につく。ハイエンドマシンの宿命とはいえるが、気になる人もいるだろう。

しかし、このサイズのノートPCとしては破格の性能を持っていることは間違いない。狭い机の上でも快適なゲーミング環境を持ちたい人にとっては魅力的な選択肢になってくれる。なお、最小構成では約150,000円となる。性能を考えると十分にお買い得ではないだろうか。

■試用機の主な仕様
製品名 Alienware M15x
CPU Intel(R) Core(TM) i7-720QM Processor(1.60GHz)
チップセット Mobile Intel(R) PM55 Express Chipset
メモリ 4GB(最大8GB)
ストレージ 500GB HDD
光学ドライブ Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)
グラフィックス NVIDIA GGeForce GTX 260M(1GB)
ディスプレイ 15.6インチ TFT HD+(1,600×900) WLED 液晶ディスプレイ
オーディオ 5.1chサラウンドシステム対応、音声入力/マイク入力端子(5.1オーディオサポート)、音声出力端子×2、内蔵フロントスピーカ×2
ネットワーク IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10/100/1000BASE-T対応有線LAN
インタフェース USB 2.0×3(うち1つはeSATA/USB 2.0コンボポート)、eSATA、IEEE1394、D-Sub15ピン、DisplayPort、8-in-1メディアカードリーダスロット、Bluetooth V2.1+EDR、ExpressCard 54/34スロットほか
サイズ/重量 約W377.93×D308.51×H48.70mm/約4.08kg
OS Windows 7 Home Premium(64bit)
直販価格 212,730円