ノートPCながら、OS上から8コアと認識されるのは圧巻だ

次はスペックに目を向けよう。まず、驚かされるのがCPUだ。クアッドコアで、ノートPC向けIntel Core i7シリーズが採用されており、720QM(1.6GHz、Turbo Boost 2.8GHz)、820QM(1.73GHz、Turbo Boost 3.06GHz)、920QM(2.0GHz、Turbo Boost 3.2GHz)から選択が可能となっている。クアッドコア&Hyper-Threadingで、ノートPCながらOS上からは8コアと認識されるのは、なかなか圧巻だ。自動クロックアップ機能のTurbo Boostによって、マルチコアに対応していないソフトでも、高い処理性能を発揮できるのも大きな魅力。

メモリはDDR3を採用しており、容量は4/6/8GBから選べる。ストレージは250/320/500GB(それぞれ7,200rpm)のHDDのほか、125/256GBのSSDも選択が可能だ。液晶ディスプレイは、1,600×900ドットと1,920×1,080ドットの2種類が用意されている。光学ドライブは、DVDスーパーマルチ、Blu-rayコンボドライブ(Blu-rayは読み込みのみ)、Blu-ray Discドライブの3種類から選べるようになっている。

光学ドライブはスロットイン方式を採用

ゲーミングPCの要といえるGPUは、GeForce GT 240M(512MB)とGeForce GTX 260M(1GB)から選択できる。前者はコアクロック1210MHz、プロセッサ48基、後者はコアクロック1375MHz、プロセッサ112基となっている。CUDA、 PureVideo HD、PhysXへの対応は共通だ。

インタフェースは、IEEE1394にUSB 2.0、eSATA/USB 2.0のコンボポート、D-Sub15ピンの外部ディスプレイ出力にDisplayPort、マルチカードリーダー、ExperssCardスロットと充実。IEEE802.11a/g/nに対応する無線LAN、Bluetooth (V2.1+EDR)もサポートとワイヤレス環境も整っている。HDMI出力がないのが唯一残念なところか。

右側面にはサウンドの入出力、eSATA/USB 2.0のコンボポート、USB 2.0、光学ドライブ、ExperssCardスロットを搭載

左側面にはマルチカードリーダー、IEEE1394、USB 2.0、D-Sub15ピン、DisplayPort、有線LANなどが配置されている