オービット・ミューズテクス事業部は、既に国内発売を発表していた米Mark of the Unicorn(MOTU)のオーディオインタフェース「828mk3」を3月末より出荷開始する。価格はオープンで、実売予想価格は134,800円前後。

828mk3はFireWire(IEEE1394)接続のオーディオインタフェース。サンプリングレートは最高192kHzまでの録音再生に対応。オンボードDSPエフェクトの搭載、ADAT対応光デジタル入出力端子およびヘッドフォン出力が2系統に増設されるなど、機能が強化されている。すべてのアナログ入力にはデジタル制御のアナログ・インプット・トリムを搭載。Hi-Z/マイク入力にはクリッピングを防止する「V-Limit」や「Soft Clip」といった機能が用意されている。

オンボードDSPエフェクトを搭載。大幅な機能強化が行われたMOTU「828mk3」

入出力ポートは、新たに搭載されたADAT/TOSLINKオプティカル2系統を始めとして、バランス/アンバランスのTRSアナログが入出力それぞれ8系統、XLR/TRSコンボジャックのマイク入力2系統、メインアウトプット2系統など、デジタル/アナログ合わせ28入力30出力を実現。2系統のFireWire端子を備え、MOTU FireWireインタフェースをデイジーチェーンで接続し、同時に使用することも可能。

オンボードDSPによるエフェクトは、リバーブ、EQ、コンプレッサが用意されている。付属の「CueMix FX」ソフトウェアを使用し、Windows/MacのホストDAWソフトと同時に起動してコントロールできる。

また828mk3は、オーディオインタフェースとしてだけではなく、スタンドアロンミキサーとしても豊富な入出力を活用できる。オンボードDSPエフェクトは、スタンドアロン動作時にもフロントパネルのディスプレイで確認し、すべての操作を行うことが可能だ。

828mk3の動作環境は、Windows Vista/XP(共に32/64bit対応)およびMac OS X v10.3以降(OS X v10.5 、Intel Mac対応)。Mac用のDAWソフト「AudioDesk 2」も同梱される。