Communication(グラフ49)は、

Communications 1:

・CNG/AES/CBCを使ったデータ暗号化
・データ圧縮
・1024×768ピクセルの画像を含むWebページの表示

の同時作業

Communications 2:

・IE7でタブを利用して複数のニュースページの同時展開とクローズ
・CNG/AES/CBCを使ったデータ復号化
・Windows Defenderを使ったHDD処理

の同時作業

Communications 3:

・Windows Mailを使ってのメール検索

Communications 4:

・CNG/AES/CBCを使ったデータ暗号化
・VoIPをシミュレーションするWMA→WMAのオーディオトランスコーディング

の同時作業

といった処理が並ぶ。結果は、ここでも64bitの効果が特にComm.1~3ではそれなりに見られるようだ。逆にYorkfield vs Kentsfieldという観点では、Comm 2とComm 3で逆の結果になっているあたり、このテストもかなりバラつきが多いようで、ここから確たる結論はちょっと言いにくいが、それでも(繰り返しになるが)強いて言えばYorkfieldがやや優勢というあたりだろうか?

Productivity(グラフ50)は、

Productivity 1:

・テキスト編集
・アプリケーションのHDDからの読み込み

の同時作業

Productivity 2:

・Windows Contactsでの検索
・Windows Defenderを使ってのHDDの検索

の同時作業

Productivity 3:

・Windows Vistaの立ち上げを行うHDDアクセス

Productivity 4:

・Windows Contactsでの検索
・Windows MailでMessage Rulesを使っての振り分け作業
・IE7でタブを利用して複数のニュースページの同時展開とクローズ

の同時作業

からなる。結果をみると、これもまた激しくばらついており、特にProductivity 3/4はかなり誤差がありそうだ。ただどの場合でも64bit化の効用は大きい事が見て取れる。KentsfieldとYorkfieldの性能差は、Productivity 3を無視すればYorkfieldがやや優勢と言えるが、実際のところは余り変わらない、というレベルだろう。