他の項目も見て行こう。まずNear/Far Jumpの結果をグラフ29～32にしめす。L2のLatency/容量の違いから、特に4MB付近からのグラフのカーブの形状こそ異なっているが、基本的な傾向は全く同じである。

ROB Latencyに関してもほぼ同じ傾向となっており(グラフ33/34)、差異はなさそうだ。

Memory周りに関しては、これもグラフ35～37で見られる通り、大きな差を見出せない。Merom世代では"Improved Store Forwarding"といわれているが、今回の結果を見る限りどのあたりどうをImproveしたのか、はちょっと判断できない。

最後にI-TLBのLatencyの結果をグラフ38/39に示すが、これも概ね差が無しといったところ。やはり、基本的なアーキテクチャに差は無い、と判断して良いだろう。