Gaming(グラフ47)は、

Gaming 1:

・GPU game test(GPUをひたすらぶん回すゲーム)

Gaming 2:

・HDD: game HDD(HDDの読み込みが非常に高い頻度で行われる)

Gaming 3:

・CPU game test(CPUの作業が非常に多いゲーム)
・バックグラウンドでデータの展開

の並行動作

Gaming 4:

・GPU game test
・CPU game test
・HDD: game HDD

の並行動作

となる。結果はというと、Gaming 2を除くとまぁ32bit/64bitで大差なく、「強いて言えば」32bitより64bitが、KentsfieldよりもYorkfieldが高速といった程度だろうか。

Music(グラフ48)は、

Music 1:

・Music ShopのWebコンテンツのアクセスを含むWebページ表示
・WAVからWMA Losslessへのトランスコード
・Windows Media Playerを使い、ライブラリへの音楽の追加

の同時作業

Music 2:

・WAVからWMA Losslessへのトランスコード

Music 3:

・MP3からWMAへのトランスコード

Music 4:

・WMAからWMAへのトランスコード(ビットレートの変更?)
・Windows Media Playerを使い、ライブラリへの音楽の追加

の同時作業

となっている。結果を見ると、Yorkfield vs Kentsfieldという観点では「誤算の範囲」という感じで、大きな差がついているようには見えない。ただやはりマルチタスクになると、64bit環境はそれなりに威力を発揮するようだ。特にMusic 1と4では、64bitでの伸び代が結構大きい感じはある(とは言え、これも値のばらつきの影響を強く受けているので、64bitのアドバンテージと言い切るにはちょっと弱い感じだが)。