Windows 7を新規インストールする

それでは、Windows 7の新規インストールから解説しよう。まずはコンピュータにWindows 7セットアップDVD-ROMをセットし、コンピュータの電源を入れる。この際、内蔵HDDにOSが導入済みの場合は、DVD-ROMから起動するか操作をうながすメッセージが表示されるので、[スペース]キーなど任意のキーを押してDVD-ROMから起動。続いて、ブートローダーからセットアッププログラムを起動し、Windows 7のタイトルロゴが一瞬表示されるが、この時点ではRC版でお馴染みのアニメーションは表示されない。引き続き、Windows Vistaで見慣れたブートアニメーションを経て、Windows PE環境が起動し、「Windows 7のインストール」が起動する(図39~43)。

図39: 既にOS導入済みのコンピュータを使っている場合は、DVD-ROMからの起動をうながされるので、任意のキーを押してDVD-ROMから起動する

図40: ブートローダーからセットアッププログラムの起動準備が行なわれる

図41: Windows 7の起動ロゴは表示されるが、アニメーションは描かれない

図42: なぜかWindows Vistaのブートアニメーションが表示される

図43: これでWindows PE環境によるセットアッププログラムが起動した。日本語で使用する場合はそのまま<次へ>ボタンをクリックする

各言語設定を終えて先に進むと、Windows 7のインストールに取りかかるが、ここからいくつかの操作が可能だ。「Windowsのインストール前の注意事項」をクリックすると、Windows 7のインストールオプション(アップグレードと新規インストール)に関する簡単な説明を読むことができる。「コンピューターを修復する」をクリックすると、「システム回復オプション」ダイアログが起動し、既にインストールしたWindows 7で発生した問題を自動修復するための操作や、後述するバックアップ機能を用いて復元作業を行なうことが可能。こちらはトラブル発生時にお使い頂きたい(図44~46)。

図44: Windows 7をインストールするには、「今すぐインストール」をクリックする

図45: 「Windowsのインストール前の注意事項」をクリックすると、ヘルプメッセージが表示される

図46: 「コンピューターを修復する」をクリックすると、「システム回復オプション」ダイアログが起動し、導入済みのWindows 7に発生した問題を修復できる

「今すぐインストール」をクリックすると、セットアップ情報の読み込みを経て、ライセンス条項が表示される。どのエディションもだいたい同じだが、Home Premiumの場合、3台のコンピュータに導入可能な「ファミリーパック」に関する記述が追記されていた。取り立てて述べることはないが、内容をよく吟味して同意できるようであれば、<同意します>をクリックしてチェックを入れてから、<次へ>ボタンをクリックする(図47~48)。

図47: セットアップ情報の読み込みが始まる。すぐに終了するので、しばし待機する

図48: <同意します>をクリックしてチェックを入れてから、<次へ>ボタンをクリック