宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏が、人類を火星に移住させる構想と、そのための巨大なロケットと宇宙船を発表したのは、2016年9月のことだった。以来、毎年この時期には、マスク氏自身が構想の最新情報を発表するのが恒例となっている。今年もまた、マスク氏はさらに練り直した構想を明らかにしたが、しかしこれまでとは大きく異なる点があった。それは、講演するマスク氏の後ろに、宇宙船「スターシップ」の試験機の実機が立っていたことである。
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