CPUや搭載するメモリ、ストレージの容量や装備を細かく変更してパソコンを購入できるデルの「BTOメニュー」は、無駄なコストを省きつつも業務内容に最適なパソコンを調達したい企業の強い味方だ。ただカスタマイズして製造する関係上、ある程度の時間がかかってしまう。

急に人を雇って部署を立ち上げたり、現在利用しているパソコンの調子がおかしくなったので代替品が必要になったりした場合など、すぐにパソコンが必要になることはある。しかしデルではそうした状況に対応するため、「即納モデル」を用意している。

今回はこの即納モデルの魅力や、実際に購入して届くまでの状況を紹介しよう。

  • 今回購入した「Latitude 5320」の即納モデル

    今回購入した「Latitude 5320」の即納モデル

よく利用されるスペックのパソコンをあらかじめ生産

デルの即納モデルとは、注文が入り次第すぐに出荷できるタイプの製品のことだ。パソコンのほかにも液晶ディスプレイなど、周辺機器でもいくつか即納モデルが設定されている。発注日が午前中ならその日に発送、次の日には納品されるということもあるため、冒頭で紹介したように「すぐにパソコンが必要」という状況では非常に心強い選択肢となる。

もとをたどればデルは、BTOメニューによるカスタマイズパソコンから始まっているメーカーだ。しかしそうしたBTOメニューを利用する場合、注文から納品まで、ある程度の時間が必要になる。パソコンの製造は注文を受けてからになるし、工場でベースモデルに対してカスタマイズを行う作業も必要になる。また工場が日本にない場合は、運搬にもある程度の時間を見ておかなければならない。

  • BTOメニューを利用することで好みのスペックのパソコンを購入できるが、すぐにパソコンが欲しいというユーザーには向かない

    BTOメニューを利用することで好みのスペックのパソコンを購入できるが、すぐにパソコンが欲しいというユーザーには向かない

しかし即納モデルでは、決められたスペックのパソコンをあらかじめ工場で製造しておく。それを日本国内の倉庫で保管しておき、注文が入り次第納品するという流れとなる。BTOメニューを利用した場合に必要な工場での生産時間や運送日程をカウントする必要がなくなるため、「即納」で提供できるというわけだ。

そうした背景もあり、即納モデルではスペックが固定されている。しかし、だからといって使いにくいということはない。即納モデルでは、BTOメニューでよく利用されるスペックを組み合わせることで、より多くのユーザーが使いやすい構成になっている。

例えば今回購入した「Latitude 5320 【即納】 プレミアムモデル(大容量メモリ搭載) VN-1」は、CPUに「インテル® Core™ i5-1145G7 プロセッサー」を搭載し、16GBのメインメモリや256GBの高速なSSDを搭載している。Windows 10やビジネスでよく利用されるマイクロソフトのOffice、Teamsなどのビデオ会議アプリも快適に動作する。

無線LAN機能は最新のWi-Fi 6対応、液晶ディスプレイは13.3型のフルHD解像度対応モデル、Windows 10も企業内での利用では必須の「Windows 10 Pro」エディションを採用しており、ビジネスで利用するなら文句無しのスペックだ。

またハードウエアやプリインストールアプリは固定されているが、引き取り修理やオンサイト修理といった保障サービスは自由に設定が可能だ。業務内容に合わせて適切な保障サービスをつければ、届いてすぐに安心してパソコンを使い始められる。

  • 即納モデルでも保障サービスは自由に選択できる

    即納モデルでも保障サービスは自由に選択できる

ビジネスユーザー向けのLatitudeシリーズでは、それぞれのモデルでいくつかの即納モデルが設定されている。また即納モデルでは、ほかのモデルよりも高い割引率が設定されていることも多いので、なるべく低価格に調達したいというユーザーにとっても狙い目となるだろう。

注文して次の日に届いた最新のパソコン!

今回は先ほども述べたとおり、Latitude 5320 【即納】 プレミアムモデル(大容量メモリ搭載) VN-1を、デルの企業向け直販サイトから購入してみた。即納モデルについては、今回購入したパソコンのように【即納】や、「即納モデル」という記述がある。また価格の近くにある「決済完了後の出荷予定」でも確認できる。即納モデルでは数日で届く日程が記載されているはずだ。

Latitude 5320は2021年1月に発表された最新モデルで、BTOメニューで自由にスペックを変更できるモデルのほか、メモリが8GBでストレージが256GBの基本的な「Latitude 5320 プレミアムモデル」、メモリが16GBでストレージが256GBの「Latitude 5320 プラチナモデル」などを用意している。

  • 今回発注したLatitude 5320の即納モデル、スペックをBTOメニューで変更する項目は表示されない

    今回発注したLatitude 5320の即納モデル、スペックをBTOメニューで変更する項目は表示されない

今回の即納モデルとメモリやストレージを比較してみると、プラチナモデルに近い設定であることが分かる。Windows 10やアプリを快適に利用するにはメモリの容量が重要になるため、16GBの大容量メモリを搭載する即納モデルのメリットは大きい。

今回購入したモデルの構成例価格は、242,550円(配送料込み)だった。しかし即納モデルでは98,472円の割引が設定されており、144,078円となる。CPUはミドルレンジの上位モデルであるインテル® Core™ i5-1145G7 プロセッサーを搭載しながら、16GBのメモリや256GBのSSDを搭載するパソコンとしては、かなり安い。

気になるのは実際の納期だろう。今回は10月4日、月曜日の午前中にクレジットカードでの決済で発注をかけてみた。するとすぐに受注確認メールと、製品が発送されたというメールが到着した。実際にパソコンが手元に届いたのは10月5日だ。なんと注文してから次の日には、パソコンが使える状態になったわけだ。

  • 10月4日の午前中に注文したパソコンが、10月5日に届いた

    10月4日の午前中に注文したパソコンが、10月5日に届いた

最近は半導体不足の影響で、さまざまなデジタル機器の納期が遅延している。パソコンもその一つで、BTOメニューを利用して普通に購入する場合は、基本的に約2週間かかることもあるのだ。しかし即納モデルを選択することで、納期に悩まされることなくパソコンを導入できる。

BTOメニューにもいいところはもちろんたくさんあるのだが、どうしてもすぐにパソコンが欲しいという場合は、デルの即納モデルをまずチェックしたい。ただ、当然だが即納モデルは数に限りがある。検討にはあまり時間をかけず、必要に応じてすぐに発注をかけたい。

Latitude 5320

「Latitude 5320」ほか、
厳選オススメ製品を特別価格にてご提供中!

原稿 竹内亮介

監修 デル・テクノロジーズ株式会社 マーケティング統括本部
   広域法人マーケティング シニア・アドバイザー 粟津和也

インテル® Core™ i7 プロセッサー

圧倒的なスピードと処理能力により、高速かつ安定感のある使い心地を実現。

 Intel、インテル、Intelロゴ、Ultrabook、Celeron、Celeron Inside、Core Inside、Intel Atom、Intel Atom Inside、Intel Core、Intel Inside、Intel Insideロゴ、Intel vPro、Itanium、Itanium Inside、Pentium、Pentium Inside、vPro Inside、Xeon、Xeon Phi、Xeon Inside、Intel Optaneは、アメリカ合衆国および/またはその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標です。

[PR]提供:デル・テクノロジーズ