ドーモ株式会社代表取締役 水嶋ディノ氏

「データドリブンビジネス」や「データドリブンマーケティング」といった言葉が多くの経営者から聞かれるようになった。データドリブンビジネスとはデータを活用して経営に活かすビジネススタイルだが、そこで注目を集めているのがKPIというキーワードだ。

とはいえ、データをビジネスの中核に置く手法は、旧来からビジネスインテリジェンス(BI)などとして活用されてきた。しかしながら、高価なデータウェアハウス(DWH)を導入してBIを実践しているはずが、なかなか効果が得られないというケースが後を絶たない。

2015年10月16日に開催されるセミナー「有名経営者に学ぶ! 戦略実行を成功させるデータドリブンビジネス ~ データと知見の組み合わせによる意思決定とアクション! ~」では、そうした問題について詳細な回答が提示される予定だ。

データドリブンビジネスを推進するドーモ株式会社のセッションでは、代表取締役の水嶋ディノ氏が登壇し、ビジネス上の成果を出すためのデータ活用方法について解説する。既存のデータ活用が抱える問題点とは何か、どのような解決策があるのか。今回はセミナー講演に先駆け同氏にインタビューした。

データだけでは疑問に解答できない

── データをビジネスに活用するためには、どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか

データを活用するのは、ビジネスに対して「問い(Question)」があって、それに対する「答え(Answer)」を求めるためです。このQ&Aを詳しく分析していけば、何をすべきかがわかるはずです。

経営者がまず考えるQuestionと言えば、「今、ビジネスはどうなっているか」ということでしょう。この中には「(1)何がうまくいっている?」「(2)何がうまくいってない?」という2つのQが浮かびます。

さらに、「(1-1)よりうまくいくには?」「(1-2)うまくいく領域を増やすためには?」、あるいは「(2-1)順調ではない原因は?」「(2-2)改善すべきか?やめるべきか?」と掘り下げていきます。こうした細分化によって、さまざまな知るべきことがわかってきます。

これらのQuestionに対するAnswerとして、データが活用されます。しかし私は、必ずしもデータだけでは完全な回答を得られないと考えています。

例えば、営業担当者のAさんは成績が良く、Bさんは悪いとしましょう。データから、Aさんは商談を平均30日で完了させており、Bさんは平均60日かかっていることがわかりました。ここで、Bさんに30日に縮めろと命令するのは早計です。Aさんはなぜ商談を短くできるのか、Bさんはなぜ長くなるのか。それがわからなければ、解決できないからです。

そこでDomoが重視しているのが、人の頭のなかにある「知見」です。AさんとBさんの手法の詳細は、彼ら自身や同僚・上司しかわかりません。データから気づきを得て、必要に応じてコラボレーションを行い答えを得るのが、私たちの考える本当の“データドリブンビジネスなのです。

多彩なデータと多様な人をつなぐ

── ビジネス管理プラットフォーム「Domo」を活用したデータドリブンビジネスというのは、どのようなものでしょうか

Domoは、定量的なデータと定性的な知見をまとめるプラットフォームとして機能します。従来のExcelや既存のBIシステム、データベース、SNS、クラウドサービスなど、数百種類にわたるの社内外のさまざまなシステムやサービスからデータをDomoへ「接続」して、「準備」し、見やすい形に「視覚化」します。

ここまでの作業は、従来のBIツールやETLツールで実現できていたことでした。しかし、IT部門への依存度が高かった旧来のシステムに対して、Domoは業務部門が自ら容易に活用できる仕組みとなっています。

いずれにしても、Domoの真骨頂はここからです。

一言にまとめると、「データを元にしたコラボレーションの利便性を高めて、意思決定プロセスを最適化する」機能が盛り込まれています。人が集まり、データを活用できる場を設ける──「人とデータを1か所に集約する」ツールと言うべきでしょうか。

とは言え、言葉でこの価値を示すのは困難です。実際には、セミナーで紹介するデモンストレーションを見ていただくのが一番です。

Domoのダッシュボード画面

私たちは、データ活用の分野では後発のベンダーです。だからこそ、これまでの失敗や成功をよく知っていますし、現在のビジネス環境と最新のコンピューティング環境に最適なサービスを提供できます。

ある企業は、社内外に乱立していたシステムのデータをDomoに集約し、正確なデータに基づいた意思決定を実現しています。またある企業は、運用現場のスタッフがDomoでリアルタイムに状況を把握し迅速な意思決定を行うことにより、ビジネスの急速な拡大へとつながっています。ユーザー事例を紹介するセッションでは具体的なデータ活用方法についてお話いただく予定です。

ぜひ会場に足を運んで、本当のデータ活用、データドリブンビジネスを学んでください。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 ドーモ株式会社)

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