NTTデータ先端技術は10月30日、Oracle AI Database/Oracle Cloud Infrastructure(OCI)環境向けのセキュリティサービス3種を「INTELLILINK Hybrid Platform for Oracle」に追加すると発表した。11月から提供し、リスクの可視化や脆弱性対策、バックアップ・リカバリ基盤の強化を通じて、サイバー攻撃への防御と被害発生時の復旧を支援するという。
Oracle環境の診断、パッチ適用、バックアップ強化を支援
追加するのは、「データ基盤セキュリティアセスメント」「バックアップ基盤導入支援」「Oracle Engineered Systems パッチ適用支援」の3サービス。
データ基盤セキュリティアセスメントでは、Oracle AI Database/OCI環境の設定や構成、暗号化、権限管理、ユーザー管理、監査などを評価する。Oracleの推奨値と比較してセキュリティ上の課題を可視化し、対策の優先順位を踏まえたロードマップの策定まで支援する。
バックアップ基盤導入支援では、オンプレミスの「Zero Data Loss Recovery Appliance(ZDLRA)」や、OCIの「Zero Data Loss Autonomous Recovery Service(ZRCV/RCV)」を活用。バックアップ・リカバリ基盤の設計と構築を支援し、目標復旧時点(RPO)の最小化やランサムウェアを想定したデータ保護、被害発生時の迅速な復旧に対応する。
また、Oracle Engineered Systems パッチ適用支援では、対象システムの製品や構成に応じて、パッチの適用を計画から実施まで支援する。業務への影響を考慮しながらパッチを適用し、脆弱性対策や安定運用、運用負荷の軽減を支える。
現状評価からリカバリ基盤の強化まで一貫して支援
3サービスは、セキュリティ対策に必要な「防御」と「レジリエンス」の両面を支える構成となっている。具体的には、データ基盤セキュリティアセスメントで現状を評価し、Oracle Engineered Systems パッチ適用支援によって脆弱性対策を進める。さらに、バックアップ基盤導入支援を通じて、被害発生時の復旧体制を強化する。
NTTデータ先端技術は、Oracle関連事業で20年以上にわたり培ってきた知見と実績を基に、Oracle AI Database/OCI環境の現状評価から運用改善、バックアップ・リカバリ基盤の強化までを一貫して支援するとしている。
同社は今後、Oracleが2026年10月に発表した「Oracle AI Security Mesh」への取り組みも進める。併せて、AIを活用した脆弱性の発見・検証に関する知見を顧客環境の保護に生かし、フロンティアAI時代の新たな脅威に対応するセキュリティ支援サービスを拡充していくという。

