
profile
チャン・ユーツン (Chang Yu-Tsung)1968年日本生まれ。90年米ウィスコンシン大学卒業後、シティバンク エヌ・エイ入行。92年スタンダード&プアーズ(現S&Pグローバル)に入社し、在日代表、日本法人社長。2015年イボットソン・アソシエイツ・ジャパンに入社し、17年社長。23年モーニングスター・ジャパンの設立と同時に現職。
中立の立場で公正な情報を投資家に提供し、成功に導く!
「独立・中立の立場で公正な情報を投資家に提供することで、投資家の成功を導くための力を与えていきたい」
直近では、米トランプ政権の誕生からイラン戦争など、世相が目まぐるしく変化する。そんな中で「投資家の成功をサポート」をミッションに掲げ、株式・ファンドに対する中立的な視点からの洞察やデータ、市場ニュースなど、最新の投資情報やサービスを金融機関に提供する。
米国・シカゴに本社を置き、世界30カ国から1万2千人の専門スタッフが各地域に根付いた情報を提供する。日本への進出は1998年。合弁事業という形で海外進出第1号だ。一昨年3月、日本でのブランド返還を受けて、モーニングスター・ジャパンとして発足した。
現在、日本の家計の金融資産残高は2300兆円を超えており、新NISA(少額投資非課税制度)など政府も国を挙げて「貯蓄から投資へ」の動きを強める。「最近はAIに関する情報や活用法を求める声が強く、中長期的な視点に立ったリサーチや洞察をアナリストがレポートしている」。コンテンツの半分は海外の執筆者。それだけ現場に近い情報を得ることができる。
主に金融機関の間で知名度が上がってきたこともあり、次のステージとして一般投資家を支援する情報サイト、デジタル投資リサーチ・ポータルを昨年12月にオープン。無料で利用することが可能で、アジア圏でのローカル言語として初となる日本語のコンテンツや日本を含むグローバルの投資・市場データ、そして日本の投資家のニーズに合わせたツールを提供。「透明性の高いグローバルなリサーチなどが日本の個人投資家の意思決定の参考になることを目指す」
両親は台湾出身だが、日本で生まれ育った。出身を聞かれると、「台湾国籍の日本育ち、インターナショナル・スクールで学んだと答えます」。
運動が得意でバドミントンと同じ大きさのコートで、プラスチック製のボールを打ち合うピックルボールに熱中する。「反射神経が試されるところがミソ」と話しながら笑う。